LFCオフィスと半径2kmのコミュニティガーデン|半径2kmの栄養循環レポート

生ごみを堆肥にして野菜をつくる。半径2km圏内で栄養循環の仕組みを作るローカルフードサイクリングが、福岡市東区の本社オフィスのある地域でも始まっています。
きっかけは、地域の方のためにオフィスで開いたコンポスト講座でした。
この場所にオフィスを移転してからも、地域の方との交流機会をなかなか持てず、なんとか月に1時間でも地域のために時間を作ろうと決めて、オフィスの前にポスターを掲示したところ、町内会長さんを含む10名の方が集まり熱心に話を聞いてくれました。
そこから話はとんとん拍子に広がり、
・町内の方のオフィス見学が相次ぎ
・公民館で隔月でコンポスト講座とコンポスト相談会を開くこととなり
・また町内会長さんが「子どもからお年寄りまでが集う楽園を作ることが夢なんです」「良い場所を貸してくれる人がいる」と話を持ってきてくださって
オフィスから500mほど離れた場所にコミュニティガーデンができることになりました。


公民館と2つの町内会と、ローカルフードサイクリングの調印式を経て、牧の鼻コミュニティガーデンがはじまり、2024年4月の開所式には70名の方が集まってくださいました。
週に1度の活動日には、LFCコンポストアドバイザーと地域の方が集まって、畑作りをしています。地域の参加者は70代80代の方も多いですが、新しいことへの好奇心や学ぶ姿勢、楽しんで活動されている様子や積極的な協力体制に、私たちがたくさんのパワーをもらっています。人生の先輩として学ぶこともたくさんあります。



一軒家の多いこの地域では堆肥を自宅で活用される方も多く、春の植えつけシーズンに向けてコミュニティガーデンで使う堆肥が不足しているので、マンションや集合住宅へのチラシを配布して、地域での堆肥回収の仕組みづくりもはじめました。
地域でゼロから始める半径2kmの栄養循環の仕組みづくり。
これからもレポートしていきます!
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