
たいら 由以子
大学卒業後、証券会社で5年間勤務し、企業価値と資本市場の視点を養いました。その後、やかましむら青年団で「循環生活研究所」の前身となる部署を立ち上げ、地域資源を半径2kmで循環させる“栄養循環モデル”の実証に着手します。堆肥づくり歴60年超の母に師事しながら実地でノウハウを蓄積し、1998 年にはNPO 法人循環生活研究所を設立。以来27年にわたり研究開発と普及活動を牽引し、国内外で数万人以上にコンポストを広げてきました。<br /> <br /> 2019年には都市型コンポスト「LFC コンポスト」を開発し、ボーダレスジャパンへ参画。ローカルフードサイクリング株式会社を創業し、家庭から出る生ごみを資源化する仕組みをビジネスとして展開しています。また、「生ごみ焼却ゼロプラットフォーム」を立ち上げ、行政・企業・市民を結び付けて焼却量ゼロを目指すソーシャルインパクトを創出。さらに、循環型コミュニティガーデン協会を設立し、都市部における栄養循環の拠点づくりを推進しています。こうした活動が評価され、NPO法人循環生活研究所では、環境大臣表彰「循環型社会形成推進功労者」などの賞を受賞しました。