カルチャーデザイン部だより〜秋の夜長の過ごし方

朝晩はひんやりと空気が澄んで、秋の深まりを感じるようになりました。夏の疲れが出やすいこの時期は、秋の夜長をゆったりと過ごすことで、心身を整えてみませんか。
金木犀の香り。乾いた落ち葉の音や虫の声。うろこ雲や澄んだ夜空。芳醇な秋の実り。四季の中でも、秋は特に、五感で季節を楽しめるように思います。
日暮れが早まる分、おうちで過ごす時間が自然と長くなるこの季節。パソコンやスマホ、テレビから離れて、自分や家族とゆっくり過ごす時間を意識して持ちませんか?
秋の夜長を楽しむアイデア
・月光浴を楽しむ
秋は空気が澄み、夜空がひときわ美しく輝きます。
月が明るい夜には、キャンドルを灯してお気に入りのハーブティーを片手に月光浴をしてみましょう。
・からだを温める
冷たい飲み物に慣れた夏対応のからだを、ゆっくりと秋冬のモードへ。
湯船にゆっくりと浸かったり、温かいお茶でからだを緩めてほぐしていきましょう。
お気に入りのハーブがあれば、入浴剤としてお風呂に入れたり、ハーブティとして飲用したり、重宝します。
・読書や芸術の秋
買ったまま積まれた本や、気になっていた一冊を手に取るのも良い季節。
夜の静けさは、物語の世界に没頭するのに最適です。
絵を描いたり、刺繍や編み物など、趣味を楽しむ時間にしてもいいですね。
・旬の食材で仕込む保存食
秋は収穫の時期。海からも野山でもたくさんの実りを手にすることができます。
果物やお気に入りの食材をゆっくり煮込んで、火を使ってジャムや保存食を仕込むのも、心豊かな時間です。
・オリジナルハーブシロップを仕込む
乾燥する冬に向けて、シトラスハーブシロップを仕込むのもおすすめです。
広口瓶に氷砂糖・カットしたフルーツ・ハーブを交互に重ねて仕込み、時々ふれば完成。
レモンやゆずなどの柑橘にローズマリーやタイムを加えると香りも爽やかになりますよ。
今回は、ジンジャーシロップのつくり方をご紹介します。
体を温める生姜は加熱すると効果が出るのでこれからの時期に重宝します。
①生姜を薄くスライス、またはすりおろす
②生姜と同量の砂糖(きび砂糖や甜菜糖など)をまぶし、1時間以上置く
③水分がたっぷり出たら、お好みのスパイス(シナモン、クローブ、八角、カルダモン、フェンネルシード、五香粉など)を入れ火にかける お好みで唐辛子1本も入れる
④火を止める前にレモンを入れる
⑤冷ましてから濾して、殺菌済みの瓶に入れる
※こした生姜はジャムに。


秋の夜は、時間が長いだけではなく、季節の豊かさをじっくりと味わえる特別なひととき。
静かな夜に月明かりや虫の声、風を感じながら、自分を整える時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
『カルチャーデザイン部からのお知らせ』
カルチャーデザイン部では、コンポスト堆肥を使った「初めてのベランダ菜園講座」を毎月2回オンラインで実施しています。

「初めて家庭菜園に挑戦したい」
「過去にうまくお野菜を育てられなかったけど再チャレンジしたい」
そんな方へ、栽培のコツから初心者でもたのしく学べる講座を開催します。
生ごみが土になり野菜に生まれ変わる、あなたから始まる食循環を一緒に体験しませんか?
関連ニュース

カルチャーデザイン部だより 〜野菜のおいしさを引き出す、麹(こうじ)の力
毎日の料理の強い味方になる、発酵調味料の麹 カルチャーデザイン部の役割の一つが、福岡オフィスのランチづくり。 普段の食事ではお肉やお魚もおいしくいただく私たちですが、ランチの時はより環境負荷の少ない食事を目指そうと、ゆる […]

カルチャーデザイン部だより〜旬を食べ尽くす、夏野菜を使った保存食レシピ
今が旬の夏野菜。たくさん収穫できる今こそ、保存食づくり 食卓に彩りを添える旬の野菜。日本には四季があることで、野菜を通して食の豊かさや楽しみを感じることができます。 野菜には、出始めの「走り」「盛り」「名残」の3つシーズ […]

カルチャーデザイン部だより〜暑い時期こそ取り入れたいハーブウォーター
ハーブウォーターで涼ある暮らし LFCのオフィスがある福岡では、雨を楽しむ間も無く、あっという間に梅雨が明けてしまいました。その後はまとまった雨もなく、暑い日が続いています。 暑い日が続く日々では、冷房の効いた部屋にこも […]

カルチャーデザイン部だより〜梅仕事の王道、梅干しづくり
毎年の習慣にしたい「梅仕事」 「梅仕事」という言葉を耳にしたことがありますか? 梅が出回る5月中旬から6月はじめのころに保存食を作る一連の作業に、梅仕事という名前がついています。 梅干し、梅味噌、梅シロップ、梅酒、梅酵素 […]