カルチャーデザイン部だより〜新芽やつぼみで作る酵素シロップ
酵素シロップは、芽吹きの季節ならではの手仕事

一年の中でも、特に爽やかで過ごしやすい季節になりました。植物が一斉に成長し、新緑は美しく、さまざまな花が開花し植物のエネルギーを感じます。そんな植物の新芽や花芽、蕾を使った酵素シロップ作りはこの季節ならではの手仕事です。
酵素シロップとは、野草や果物、野菜、ハーブなどを砂糖で発酵させたもので、腸内環境改善や免疫力UPに効果があると言われています
庭や畑、里山に行くとハーブや柑橘類の花、蓬やスギナ、ドクダミなどの野草が目につき、オフィスでは庭のオレンジやレモンの木が蕾をたくさんつけ、良い香りで迎えてくれます。
たわわについた蕾のなかには開花の前に落下するものもあり、蕾を無駄にしないためにも、酵素シロップ用に毎日集めています。柑橘類の白く可憐な花は、ネロリのような甘い香りでスタッフのお気に入り。他にもハーブや、ジャスミンやバラの蕾、5月後半に旬を迎える梅で作っても美味しいです。

花が開く前の蕾で作るのがおすすめ
酵素シロップの作り方
①野草やハーブを摘んで、水洗いし、水気をよく切る
②野草の重さの1.1倍の砂糖を用意.
※砂糖は白砂糖や甜菜糖
③消毒した広口の瓶に野草と砂糖を入れ、手で混ぜる
※すでに出来上がった酵素シロップがあれば少量を入れると発酵が早くなる
④蓋をして、毎日混ぜて発酵させる
⑤泡が出てきた時が発酵の合図。発酵が進みすぎないよう冷蔵庫で熟成しながら保管
※気温によりますが、10日前後で完成します



出来上がった酵素シロップは植物の種類によって味が異なります。毎日ティースプーン1杯ほど、原液をそのまま少量摂取したり、炭酸や水で割って飲むのもおすすめです。
植物の芽吹きのパワーをありがたくいただいて、元気に過ごしたいですね。
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