カルチャーデザイン部だより 〜すてない暮らし・可食部を増やす〜
好評いただいているカルチャーデザイン部だより。
今回のテーマは「可食部を増やす」
可食部とは食べられる部分の事。
調理する際にすててしまいがちな皮や葉っぱなどには実は栄養が豊富に含まれているのをご存知ですか?
また可食部を増やすとごみが少なくなってごみ出しの回数が減って暮らしが楽になったり、さらには地球温暖化防止にも貢献できます。
そんな食べられるのにすててしまいがちな部分として「大根葉」にスポットを当てた活用レシピをご紹介します!
「大根葉」
葉っぱの部分は白い根の部分より栄養価が豊富で根には含まれない栄養があります。
根よりも高い栄養価はミネラル類のカリウム、カルシウム、美肌効果があるビタミンC、丈夫な骨作りに欠かせないビタミンK。そして特に抗酸化作用が高く肌の劣化を防ぐβ-カロテンは、葉にしか含まれません。
こんなに身体に嬉しい栄養が詰まった部分をすててしまうなんてもったいない!
コンポストに入れる前にできるだけ食べるようにしたいですね。
【葉を新鮮に長持ちさせるコツ】
スーパーなどで購入後、または栽培している方は収穫後、根と葉を切り離しましょう。
そのままにしていると根の水分が葉っぱから抜けるため日持ちしません。
【大根葉を料理で使うコツ】
- シャキシャキ感を残す
- グリーンの見た目を活かす
この2つのコツで存在感と美味しさ、栄養がアップします。
【大根葉の活用レシピ】
一番簡単な活用方法は「お味噌汁」の具材にする事。
切った葉を、味噌を入れるタイミングで仕上げに入れます。
また、ほかほかご飯に混ぜるだけの簡単「大根葉ごはん」。
大根葉を小口切りにし、塩揉みしてしばらく置いて水気を絞ります。
炊けたご飯に混ぜ込んで、少し蒸らすだけで完成!
お漬物にするのも手軽でおすすめです。
大根葉をさっと湯通しして硬く絞ったら、醤油麹やダシ醤油に漬けてしばらく置きます。
炊きたてのご飯に乗せて食べるとご飯も進みます。
また応用編でお漬物とお好みのお野菜や油揚げを入れて炒めれば簡単に副菜が1品完成。
麩を入れてチャンプルー風にするのも美味しいです。
また、お漬物でお茶漬けにすると手間要らずでリッチな和食に。
お好みでごま油、ごま、ジャコなど混ぜても美味しくいただけます。
【ソースにして楽しむ】
バジルを大根葉に変えてジェノベーゼソースを作るのもおすすめ!
瓶に入れて保存すればいろいろな料理に使用できてとっても便利です。
大根葉、ナッツ、塩、オリーブオイル、好みでニンニク、隠し味にお味噌を入れます。
フードプロセッサーやミキサーにかけて出来上がり。
ジャガイモやレンコンと和えたりパスタの味付けにといろいろ使えます。
根には無い栄養がたくさん詰まった大根の葉。
いつもはすててしまったり、コンポストに入れていた方はレシピを是非活用してみてくださいね!
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