カルチャーデザイン部だより〜旬を食べ尽くす、夏野菜を使った保存食レシピ
今が旬の夏野菜。
たくさん収穫できる今こそ、保存食づくり
食卓に彩りを添える旬の野菜。
日本には四季があることで、野菜を通して食の豊かさや楽しみを感じることができます。
野菜には、出始めの「走り」「盛り」「名残」の3つシーズンがあります。
「盛り」はその野菜が最も多く出回り、味も良く、値段もお手頃になることが多い時期です。
今が盛りの夏野菜。家庭菜園でたくさん採れたり、お裾分けでいただいたり、スーパーでお手頃なのでついつい買いすぎてしまったり、使いきれずに野菜室に残っていませんか。
一番おいしく、旬の栄養がいっぱい詰まった野菜たち。
豊富に揃う今だからこそ作りたい、トマト、きゅうり、ピーマンの保存食をご紹介します。
トマトの保存食
完熟トマトを使いましょう。
どちらのレシピも缶詰のトマトで作るより生のトマトで作った方が断然おいしく仕上がります。
【贅沢トマトジュース】
1.カットし弱火で10分ほど煮る
2.粗熱が取れたらミキサーで撹拌し、こす。
(3.お好みで塩を入れると味が引き締まります。)
裏ごししたものはトマトスースやスープの出汁としても活用できます。
【シンプルトマトソース】
1.カットしたトマトに塩をふり、数時間置く
2.水分が出たら潰しながら火にかける
玉ねぎもニンニクも入れない簡単レシピ。この時期にトマトソースを作って冷凍保存しておくとスープやカレーや煮込み料理など、いざという時に重宝します。
きゅうりの保存食
この時期のきゅうりは、1日2回収穫できるほど成長が早く、朝に取り損ねて翌日には成長しすぎていたといった経験をされた方も多いのではないでしょうか。
収穫が遅れると、成長しすぎて水分が多くなってしまいます。
【博多の郷土料理 きゅうりがき】
1.きゅうりをスライスして塩もみする
2.すり鉢に、擂り胡麻、酢、味噌を和えておき、水分をきったきゅうりを混ぜる
お好みで炒りごまやちりめんじゃこを入れてもおいしくいただけます。
堆肥名人でもあり料理名人でもある、のぶばあの「きゅうりがき」は天下一品です。
【きゅうりすりおろし】
1.きゅうりをすりおろす
冷奴や素麺に合います。凍らせてシャーベットのようにして素麺に乗せたら、ひんやり感が増して◎でした。
きゅうりはすりおろすことで、細胞膜が破壊され、脂肪分解酵素であるホスホリパーゼが効率的に体内に吸収され、ダイエット効果が期待できます。また、むくみ解消や体温を下げる効果、代謝促進、便秘改善なども期待できます。
ピーマンの保存食
この季節のピーマンはみずみずしく、生でぽりぽり食べるのもいいですが、保存食としても活躍します。
【サルサソースソース】
1.ピーマン、トマト、玉ねぎを細かく刻んで混ぜるだけ
塩、お好みでニンニクみじん切り、クミンパウダー、オレガノ、あれば塩麹や玉ねぎ麹を入れると味に深見が出ます。1週間過ぎたころから食べられます。
堆肥の栄養と、大地や太陽の力、水の恵みをたっぷり浴びて育つ夏野菜たち。
たくさん収穫できた時も余すところなく体に取り入れたいですね!
ぜひ作ってみてください。
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