雨水も資源!LFCコンポストとあわせて取り入れたい、雨水活用のススメ
雨水も「捨ててしまっている資源」の一つ
また雨のシーズンが近づいてきました。植物にとっては恵みの雨でも、生活者の視点から見るとちょっと厄介。でも、そんな雨の日が楽しみに感じられるとしたら?
雨の日に屋根やベランダから流れ落ちていく雨水。集めて使って、もっと楽しい循環生活を始めてみませんか。
今回は、そんな「雨水活用」についてご提案します。
なぜ雨水活用?メリットとは
「雨水をためて使う」と聞くと少し大がかりな印象があるかもしれませんが、意外にもシンプルなメリットがたくさんあります。
・水道代の節約
雨水は自然のもの。家庭菜園や水やりに使えば、貴重な飲み水やその分の水道料金の節約にも繋がります。
・植物にやさしい
水道水と違って塩素が含まれていないため、土や微生物、植物にとってやさしい水です。
・防災にも役立つ
断水時のトイレや掃除用水としても利用可能。雨水タンクを備えておけば安心です。
・自然の流れを感じられる
「今日は雨が降ったから、たくさんお水が溜まったかな」そんなふうに、季節や天気とのつながりも感じられます。
ほかにも、水のありがたさを目に見えて感じられるようになって、日常の見え方や感じ方、また節水意識が変わる効果もあるんだとか。
おすすめしたい雨水の集め方
「どうやったら雨水を集めるの?」と思った方へ。実は、簡単な方法から始められます。
▶ バケツや雨水タンクを使ってみよう!
雨水がしたたる場所や雨どいの下にバケツを置くだけでも、無理なく雨水が集められます。より快適につかうためには落ち葉や虫が入らないように、目の細かいネットをかけておくのがおすすめです。「雨水をもっとたくさん使いたい」という方には雨水タンクという方法もあります。使っていない大きめの容器を雨水タンクとして転用するのも楽しいですし、ホームセンターや通販で購入することもできます。地域によっては助成金が使える自治体もあるようですよ。
▶ ベランダやフェンスを利用して集める「雨葉ネット」
葉っぱの形をヒントに開発された「雨葉ネット」。LFCコンポストの福岡オフィスでも使用しています。風の向きや雨の方向をイメージしながら場所を選び、ピンと張って使用することで、おもしろいほどたくさんの雨水を効率的に集めることができます。
こちらの商品、水場のない場所で畑をされているご両親の負担軽減のために開発されたというエピソードも素敵。詳しい説明書も封入されているので、初めての方でも安心してはじめられますよ。
こちらから購入も可能です。
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▶ 注意点
蚊の発生防止のためにフタや防虫ネットを使いましょう。また長くためずに、こまめに使い切ることがおすすめです。
雨水生活も20年以上、たいらさんのコメント
蛇口をひねれば当たり前のように水が出る。そんな日常に、何の疑問も感じていませんでした。20年前に雨水を貯め始めてから、水のありがたさに少しずつ気がつけるようになりました。自然の水を暮らしに取り入れはじめたら、子どもたちも不思議と節水するようになっていきました。
雨音が聞こえると「バケツを出そう」と思うようになり、「ちゃんと溜まったかな」と確認するのも楽しく、雨の日が待ち遠しくなります。
雨の動きを観察するうちに、暮らしのあり方や自分の考え方まで変わっていくのを感じました。そんな折に「雨葉ネット」を作る吉村さんと出会い、水や雨水そのものについて深く考えるようになったのです。
大切なことは、気軽に取り組むこと。便利な雨水タンクやネットが「たのしい循環生活」を後押ししてくれて、日々の暮らしがぐっと豊かになっています。
40日間雨が降らなかった2024年の夏。久しぶりの雨は本当に恵の水でした。
雨の日が楽しみになる暮らしへ
生ごみを土に還すコンポストのある生活。そこに雨水という自然の流れを取り入れることで、循環生活はより豊かになります。
毎日使う水。その一部だけでも自然から直接受け取る。それだけで、日々の暮らしがぐっとたのしくなるはず。そんな変化をぜひ味わっていただきたいなと思っています。
あなたのご自宅でも「コンポスト&雨水」生活を始めてみませんか?